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   .jpg …上海で初めて目にした踊るおばちゃん…


〜中国あるある2〜

書き始めたらやはりいろんな事を思い出してきた。

私達が毎日のように楽しんだのは夜の公園。夜暗くなると、小さな公園やちょっとした街灯のついている広場に、おばちゃん達が集まってダンスを踊っているのだ。
初めて見たのは上海の閉店後の商業施設の前で、15人くらいのおばちゃんが中国ポップスにのって踊っている姿。揃っているようないないような、でもみんな一生懸命で楽しそう。早朝の公園で太極拳をやっているのは、聞いていたし想像できたけれど、夜な夜な公園で踊るおばちゃん達がいるとは知らなかった。 しかもこれは私達が見た限り、大都市だけでなく、中規模の町に行ってもいらっしゃる。時には大きな公園で、おじさんも交えた社交ダンスやら、エアロビクスのようなエクササイズをやっていたり、3、4グループがそれぞれの振り付けで踊っていたりする場所もあった。
私達はよく公園の柵に腰掛け、ひまわりの種をかじりながら紙袋に隠し持ったビールや白酒(ばいちゅう)をちびちび飲んで、ズンチャチャズンチャというリズムと共に、ほろ酔いを楽しんだ。そんな中で、夜も昼もなく働いて毎日疲れ切っている日本人と、適度に仕事をして毎晩趣味を楽しむ中国人と、どちらが幸せな生活だろうと考えたりもした。夜な夜な踊るおばちゃん達は、とても幸せそうに見えたから。
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ところで私達がよくかじっていた「ひまわりの種」について。以前も列車の中の話で登場したが、中国人はいつでもどこでも食べている。
露天で食べ物や野菜を売ってる人が、暇そうにひまわりの種を口に入れて皮をぺっと出している姿はまだ理解できる。が、建物の中の市場や洋服屋さんの店員さんも、放り込んではぺっとする。駅で列車を待っている人々はもちろんだが、電車の中でもトランプをしながらぺっとやる。外へではなく床に。。。また彼らは10粒くらい放り込んで、ペっぺっぺっと殻だけ一気に吐き出したりもできる。

それを見ていて私達も挑戦。初めは一つ一つに時間がかかってイライラしたが、だんだん慣れてくるとやけにクセになる。さすがに床にぺっとは良心が許さないので、ゴミはきちんと回収。それでもこの顔でひまわりの種をかじっていたら、もうどこから見ても中国人。そんなわけで、スーパーの量り売りや雑穀屋さんなんかで買って、常備するようになった。
ちなみにひまわり以外にも、かぼちゃやら柿やらいろんな種が売られていた。私にはひまわりの種が一番食べやすかった気がするけれど、好みは色々あるようである。


そんな中国人の食にちなんでもう少し。
中国では食事を出されても、きれいに平らげてはいけないと聞いていた。よくビジネスマナーなどで言われているこの常識。日本とは逆の習慣だが、要は食事を提供する側は、相手が食べきれずに残すくらい出して満足させるということらしく、中国流もてなしのマナーらしい。
それが接待の席に限ってなのか、小さな定食屋やレストランで自分たちが食べるだけでも、そのマナーを守るべきなのかはよくわからない。が、中国では実際に数名でテーブルを囲み、大皿を何品か並べて、それぞれちょこっと箸をつけた状態で残していくという場面をよく目にした。貧乏性の私などは「あらーもったいない」とよく思っていのだが、それもこの国の文化なんだろうと自分を納得させる。

また外テーブルのある安い定食屋などでは、店員が片付ける前にそのおこぼれをさっとかき込んでいく、貧しい身なりの人もいたりする。どちらが良いとか悪いとかではなく、大量に残して立ち去る人も、おこぼれをかき込む人も、どちらも中国の現実なのだと感じた。   

  tabi_photo13_3.jpg …夜の道端ではこんな商売もあります…


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