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tabi_photo24_2.jpg …日中は半分溶けているホワイトレイク…


〜ホワイトレイクツアー2日目〜

夜中まで星を観るために夜更かししたメンバー全員、すっかりお日様が出てから起床。
配給されたパンなどの食料と自前のコーヒーや紅茶で、簡単に朝食をとって出発。

昨日同様、だだっ広い草原の中、道無き道を進むこと数時間、急に道路らしきものに戻ってきた!ツアー中何度もこのように道から外れて草原を走り、気づけばまた道が出てくるという経験をしたが、エギーがどうやってルートを確認しているのか、何か目印があるものなのか全くわからなかった。

遊牧民の家にしても、時期によって少しずつ移動するらしく、移動した先を見つけるにはサインがあるのか。。。謎は多い。
ゲストハウスで会った鷲博士曰く、その家族が以前居た周辺で他の家族に聞いて回るとだいたいわかるだとか。しかし、そうそう隣近所もいない環境であるから大変だろうと思うけれど、現に博士は毎度同じ家族の所へ戻っているようなので、それは可能らしい。私からすると摩訶不思議である。

さて、道路に出た後は何やら丘の上に絵や文字が描かれた石、おそらく遺跡のようなものを見学。
そもそも古代の遊牧民達は全てを大地に返すという考えのため、遺跡や墓などはほとんど残っていないと聞いた。この日の石が誰かの墓だったのか、何かのサインだったのかは不明。ツアー唯一のガイド兼ドライバーのエギーはほとんど英語が喋れないし、特に詳細な解説などは一切しない。私達はただ連れられるままに訪れ、自分たちで発見したり散策したりしてたくさんの事を感じ、考える。そんなツアーだったのだ。
この事はまったく不満ではなく、むしろ新鮮で、とっても貴重な体験だった。

この後も遅めのランチをとった後、エギーは急に溶岩がゴロゴロしている小高い山の脇で車を止め、「ここを登って行け。俺は向こう側で待ってる!」という。もちろんほぼジェスチャーと指差す方向で私達はそう理解した。
みんな張り切ってなかなか足場の悪い斜面を登り大汗をかく。頂上で赤茶色のクレーターを眺め感動し、その先に白く大きな湖を垣間見て再び感動する。なかなか大変な探検を終えて無事エギーに合流すると、彼は私に「strong woman!」と言って笑っている。実は普段はこんな所登らない。男性陣は行けても女性は無理かと思って、しばらく戻ってくるのを待っていたらしい(笑)
tabi_photo24.jpg
万事がこんな調子で進む,ほぼフリープランツアーである。それがなんとも面白い。


この日の宿は先ほど眺めた白い湖、ホワイトレイクのほとりにある宿泊施設。ここは一応観光客相手に宿業を営んでいて、キャンプ場のような敷地にゲスト用のゲルが幾つか設置されていた。そのうちの一つが私達の宿。今回は小さめのゲルだったので、私達夫婦と残りの男性陣5人が分かれて宿泊。

日が沈むまでたっぷりある時間を、湖の氷を触りに行ったり、気温が高いうちに貴重な水で体を拭いたり洗髪したり、みんなでゲームをやったり。すると宿のおじさんが狼の子供を捕まえたから見せてくれるという。初めは小屋の中にいるのを眺めて「かわいい!」とか「本当に狼??」とか騒いでいたら、おじさんは得意になって触らせてやろうと、抱いて小屋から出てきた。さて、狼だってこのチャンスを逃すまいと、ふとした拍子に人の手から逃れて走り出し、みんなで慌てて追いかける(笑)散々追いかけ回しどうにか捕まえて一件落着。とんだ珍獣騒ぎにお腹がよじれる程笑い、本当に楽しい時間。

夜は準備の良いトーマスが、昼間買い出しに行ったエギーに頼んでビールを調達しており、そのお相伴に預かってメンバー全員で酒盛り。夕方からは急激に気温が下がるので、ゲルの外に置いてあったビールはキンキンに冷えている。男性陣のテントでビールを飲みながらそれぞれの旅の話などしていると、アシシがどこからか酔っ払ったおじさんを連れてくる。英語は全く通じず苦労しながらも一緒に飲んでいると、「日本人は好きだ」とか「近所に家があるから来い」とか言っている。そこでおじさんを送りがてら行ってみるかということになり、アシシと私達夫婦の3人でおじさんの家まで行ってみる。

案の定、家族の方はもう就寝の支度中。「あらあらまた。。。」という感じでおじさんを中に入れ、強引に私達にも入れというおじさんに呆れつつ、文句をいうでもなく私達をも迎え入れてくれた。こちらは申し訳なさでいっぱいだったが、モンゴル家庭のゲルの中の様子に興味もあり、何よりおじさんの強引さに負けて少しだけお邪魔する。
ゲルの中には生活に必要最低限のものが整えられており、簡素だが不自由では無いと思われる。感心したことは、私達が泊まるゲルはベットがあるので中でも靴のままでいたが、彼らの家は入り口で靴を脱ぎ、中も綺麗に掃除されていて、夜は布団を敷いて寝ているようであった。家族の方に迷惑だったことは十分承知だが、私達にとっては普通のモンゴル人の生活を垣間見る良いチャンスとなった。


ちなみにモンゴルでは2Lのペットボトルに入ったビールが(当時の換算で)200円前後で売られている。その為ツアー途中に小さなお店に立ち寄ったり、エギーが買い出しに行く際にお願いできることがわかると、毎日どうにかお酒を入手し酒盛りツアーとなったのは言うまでもない。。。
  

  tabi_photo24_3.jpg …脱走したオオカミの子を追いかけろ〜!…


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