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tabi_photo26.jpg …建物は妙に立派な民族資料館…


〜ホワイトレイクツアー4日目〜

さて、ツアー3日目の朝。
2日間過ごしたホワイトレイクを後にして、この日はひたすら移動。
朝は晴れていたはずなのに、草原を走るうちに細かい雪が降り始め、ふと周りの丘を見ればちょっとした冬の雪山?と思えるくらいに白い雪化粧。一時は吹雪の中を走っているような時間もあり、かと思えば30分もするとすっかり青空だったりする。

ウランバートルを出発した日は半袖でも良いくらいの日だったのに、毎日信じられないくらいの変化。この日などは1日で春夏秋冬を全て味わえるんじゃないかと思うほど、コロコロとよく変わる天気だった。


ランチ休憩以外休みなく走り続け、午後の3時頃だろうか。とある小さな町に到着し、お金を下ろしたいというトーマスの希望によりATMのある銀行へ。

私達はウランバートルで日本円から両替をしたので、モンゴルでATMは使ったことが無かったのだが、この町唯一のATMは長蛇の列ができている。トーマスを待っている間、何気なく「今日は銀行が休みなのかな?」とか「給料日なのかな?」などと考えていた。いい加減待ちくたびれて、ようやく戻ってきたトーマスに話を聞くと、どうやらこの町の人たちはATMを使い慣れていないらしく、いちいち画面の指示に戸惑ったり、タッチパネルに恐る恐る触れるので時間がかかっていたとの事。うーん、納得。


そうこうしている間に、エギーは車の中を開けて何やら修理をしていたのだが、どうやら手に負えないらしく、修理しに行くので町の観光でもして時間を潰して欲しいとの事。
降ろされたのは民族資料館のような所で、雪も降っているし皆で一応中に入ってみる。
日本の地方の町にもよくあるパターンの、昔の人の暮らしで使われていた器具や着ていた物、家屋(と言ってもモンゴルなのでゲル)の様子などが展示されていた。
正直大した展示物も無いのだが、意外と立派な建物の何部屋にも渡って広々と展示されているので、ダラダラと見て歩きながら時間をつぶし、ようやく雪もおさまった所で外へ出る。

どうにもする事が無いので今度はそこから見える、小高い丘の上のお寺さんらしきものを目指してみる事に。
そこも到着してみれば何という事は無い、大きな仏像を備えたお寺のようだったが、どんな由緒があるとかは一切わからない。ただ登っていくことで体が温まったことと、到着した頂上から今いる町が一望できたので、程よいウォーキングと気分転換になった。
tabi_photo26_2.jpg
このツアーの中で、何も無い自然の中に放り出されて自由行動となれば、みんな好き好きに歩き出し、自分なりに面白いものを見つけたり景色を楽しんだりするのが当たり前のようにできていたのだが、いざ街中に放り出されるとやることが見つからず途方に暮れてしまうのだから面白い。


この日は結局この町からさほど遠く無い所で宿泊となった。
ゲスト用のゲルは5人しか泊まれないとのことで、今回も私達夫婦だけ別部屋。ところがこの日の宿はゲスト用ゲル一つのみで、あとは家族の住む小さな家しかなく、私達は家族の住む部屋の小さな一部屋に布団を敷いてもらって泊まるという、不思議な体験をすることになった。
この体験は良いような悪いような。というのも家と言っても広〜い大きな家があるわけではなく、生活のスペースと寝る場所が一緒なのは知っているので、こちらの都合で出入りするのは気がひける。

就寝までは他のメンバーと共に過ごし、寝る頃を見計らってそっとお邪魔して静かに布団に入る、という形となった。そんなわけでせっかく本当のホームステイのような体験だったのだが、何しろモンゴル人家族はとてもシャイだし、家の中やご家族をジロジロ見るのも悪い気がして、自分たちの布団の敷かれたスペースに潜り込んだ事だけしか覚えていない。ただ、以前見た家と同じく、部屋の中は綺麗に整頓されていた事。色合いがとても綺麗な戸棚があり、その上に仏教の何かとチンギスハーンの絵が飾られていたこと。それを見て「モンゴルの人たちは信仰に厚いのだなー」と思った事などが、ご家族の許可を得て撮った数枚の写真と共に、淡い記憶として残っているのみである。
  

   tabi_photo26_3.jpg …泊めて頂いた部屋にあった戸棚と祭壇…


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