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tabi_photo31.jpg …テレルジ国立公園、亀岩…


〜テレルジ国立公園、乗馬ツアー2〜

さて、どうにか自分たちで馬を進められるようになった私達を引き連れて、父さんはどんどん公園の奥へ進んで行く。
始めは急に出てきた雨雲の下、風雨が強くなる瞬間もあったりして、馬達もさも進みたくなさそうに下を向いたり止まったりしたけれど、雨も止み、棒切れを持った私達に従うしかないと觀念した馬達は、次第に従順に。
こうなってみると、可愛いものである。

日本では信じられないが、こんな乗馬初心者があっという間に一人で馬を操り、自由に乗馬を楽しめる。それがモンゴルとモンゴル馬のすごい所である。
草原を走っていたかと思えば、木立の中を抜けたり、少し起伏のある丘を走ったかと思うと、ヤクの集団を追い越したり、まさに大自然の中のホーストレッキング!


この日のガイドの父さんはとってもフレンドリーにひたすらモンゴル語で話しかけてくれる。
「あの岩を見ておいで!俺はこっちでお茶してるよ」とか「ここは有名なお寺だから、一緒に参拝しに行くぞ!」とか。本当に全てモンゴル語で、こちらは英語と日本語の合わせ技だが、なんとなく伝わるから面白い。

岩というのは亀岩と言われる、テレルジ国立公園のシンボル的な奇岩。遠くから眺めると亀のように見える高さ15mほどの大岩で、まるで作り物のようだが、自然にできたものだという。

またお寺とはアリバヤル寺院というチベタン仏教の寺院で、一番奥まった岩山の中腹に本殿がある。
馬達を手前の林の木につないで、そこから草原の参道を進み、吊り橋を渡り、さらに高い石段を登ってやっと色鮮やかな本殿に到達するというなかなか規模も大きく、参拝者も多い寺院である。
父さんは途中の仏像にも一つ一つ寄り、線香を供え丁寧に手を合わせていく。
「ここで写真を撮るから、カメラを貸せ」とか「ポーズポーズ!」とか「ここは一緒に写ろう、誰かに頼んでくる!」と張り切っていて、本殿ではそんな父さんがメインで写真に写っていた(笑)

tabi_photo31_2.jpg

とにかく楽しくてあっという間に時間が過ぎ、3、4時間の予定だったはずが、帰りは寄り道せずに急ぎに急いで帰ったにも関わらず、5時間にもなっていた。さすがに足腰も限界に達していて、馬から降りたらヨレヨレ。
そんな私達を見て、父さんは「よく頑張ったな〜」と言って代金は予定通り4時間分でいいと言う。

膝も腰もガクガクになったが、とにかく楽しませてくれた父さんに感謝して、普段はチップなど渡さない私達が、この日ばかりはチップもはずんで支払いを済ませ、父さんにさよならをした。
とは言ってもここでの乗馬は格安で、二人分チップも含めて4000円弱だったと思う。日本なら何万円の話だろう。。。

それにしても父さんは最後まで素敵な笑顔だったな〜と懐かしく思い出す。


さて相当時間オーバーした私達を、連れのメンバーはヤキモキしながら待ってるのかしら??などと思っていた矢先、ダニエルとドライバーは私達の荷物と共に、父さんの牧場まで迎えに来てくれていた。
このナイスアシストにより、一路ウランバートルへ戻るのみ。疲れた私達はうつらうつらしつつ、ウランバートル市内の渋滞に巻き込まれながらも、無事ホステルに戻り楽しい一日を終えたのだった。
  


tabi_photo31_3.jpg …寺院本殿からの眺め…


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