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tabi_photo35.jpg …鹿児島の「あくまき」にそっくりな食べ物を発見…


〜ハノイからフエへ〜

ハロン湾観光の翌日。
この日の夜行バスでベトナム中部の都市フエまで移動する事にしたので、 日中はハノイの街中をぶらぶらして、市場を覗いてみたりストリートカフェ(歩道でプラスチックの椅子に座るタイプ)でお茶したりして過ごす。

夜行バスの乗り場へはホテルまで迎えが来るとのことで、軽く夕食も済ませホテルで待っていると、ぎゅうぎゅう詰めのミニバンが到着。「乗れるの??」という疑問をよそに、私達の荷物はぶん投げられて押し込まれ、運転手の横に二人で座れとの指示。もちろん席は一つ。
さらに運転手は何やら大声で喋りながら前の車をあおり、強引に追い越すのを繰り返す。。。

この時から若干の不安は感じていたが、バス乗り場らしき場所に着いてさらに不安は増大。
道端に大きな荷物を持った人達が小さなプラスチックの椅子に座って不安げに目を泳がせている。「本当にこんな所からバスに乗れるの?」「自分の持っているチケットはあっているの?」バス待ちしている全員の顔からこんな想いが読み取れる。

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実際そこにいる係員は英語の未熟さのせいなのか、「10分待ってろ」「着いて来い」と言い方がきつく、到着したバスでは「レシートを見せろ」「どこで予約したんだ」などと問いただされて、降ろされたカップルがいたりと戦々恐々。
私達の出発予定は18時半だったが、ヒステリーを起こしている西欧人のおばちゃんが何やら揉めたりとすったもんだで、一時間遅れでようやく出発。
その後も運転手と乗務員が大声で喋り大音量で音楽をかけていて、乗客は眠れもせずうんざり。途中で勇気ある乗客の一人が指摘してくれたようで、その後車内は静かになった。
とにかく一刻も早く無事フエに着く事を祈って浅い眠りにつく。

夜中に一度夕食休憩でドライブインのような所に停まり、その後は一切トイレ休憩なし。ただ途中途中、現地の人が乗り降りするのに何度か道端で停車した記憶があるが、午前中には無事フエに到着。
チケット制で満員だったはずのこのバスに、途中乗り降りしていた人達が何だったのか疑問は残るが、運転手達の小遣い稼ぎか何かだろう。なにはともあれ無事着いた事に感謝して、深く考えない事にする。



さてさて気持ちを切り替えて、フエへ到着!

フエはベトナム中部の海沿いに位置し、ベトナム最後の王朝、阮朝王宮があり、その建築群は世界遺産にも登録されている。 町自体は大きくはないが、世界遺産があるだけに観光客も多いようで、フォーン川沿いにはホテルやレストランが密集しているエリアもある。
私達が予約していたホテルは小さな路地の奥まった所にあったが、少し歩けば大通りに出られ、川を渡ると王宮やショッピングセンターにも歩いていける場所で、観光エリアの片隅という立地だった。

フロントのお姉さんは素敵なアオザイを着ており、勉強中らしき英語で一生懸命いろんな話をしてくるが、たまに通じているのかわからずこちらが戸惑ってしまう時も。その難解な英語以外の印象はとても良かったので、怪しい夜行バスから脱出し、ホテルに着いた時には安らいだ気持ちになり、この後様々な不信感に苛まれる事になろうとは思ってもいなかった。。。

ひとまず難解な英語を話すお姉さんの説明を聞き、チェックインを済ませ、夜行バスの疲れを癒すのに少々休憩してから、街の散策に繰り出した。

お昼を食べようと小さなレストランに入ってみるが、そこには地元客用と観光客用の2種類のメニューが用意されているようで、私達に渡されたのは英語で書かれたスペシャルなメニューばかりのもの。
こっちはただチキンがのったご飯やヌードルのようなものが食べたいだけなのに、それが注文できない。本当に申し訳ないとは思ったが、こういう扱いに慣れていない私達はこの店で食べるのを諦め店を出て、別の小さな定食屋を見つけて慣れた昼食にありつく。何とも後味の悪いモヤモヤを残しつつ。。。

その後世界遺産になっている阮朝王宮に向かうが、外から見たところ、いまいち迫力も感じないのでパス。 歩き疲れて途中の公園で休憩したり、道端のヤシの実ジュースを飲んでみたりしながらブラブラ過ごす。この時だけはとても平和な時間。

ただ夕食の事を考えると、昼の事が頭をよぎり憂鬱な気持ちになる。そもそも私達の宿周辺には飲食店がなく、ここまで歩いてみた感じ、高級エリアのレストランはちょこちょこ見かけたが、そんな店に行きたいわけでもない。
仕方なくショッピングセンターで食料を調達し、部屋で食べる事にしてこの日は終了。
この辺からすでにモヤモヤした気持ちが常にどこかに潜むようになるのだった。
  

  tabi_photo35_3.jpg …阮朝王宮の入り口(入ってないけれど)…


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