~バンコク観光2~
適当に行った中華街では、フカヒレやら北京ダックやらの高級食材を売りにした店ばかりで、中国の旅中に楽しんだ素朴な食堂などは見当たらない。いわば横浜の中華街と似たり寄ったり。
日本ではラーメン屋さんは庶民的なのに「中華料理」となると、ちょっと高級レストランという印象だが、ここバンコクでも同じような位置付けなのだろうか。
この先の旅では、物価の高いヨーロッパやUSに行くと、中華系のお店は価格も良心的で味も確かなので私達の救いの店になるのだが。。。
とにかくこの日は食事を諦め、屋台のココナッツタピオカドリンクで我慢。でもこのタピオカドリンクがすごく美味しくて、大当たり!
当然の事ながら、中華街を歩いていると、どの店の客引きも私達には中国語で声をかけてくるのが面白い(笑)
経験の為に1度だけ行ったカオサン通り。
カオサン通りには安宿や屋台、バーやクラブ、雑貨屋からお土産屋など何でも揃っていて、バックパッカーの聖地とも言われる。
私達は夕方頃からウロウロしたが、ちょうど昼間の服やアクセサリーの店が減り、夜の屋台がどんどん増えてくる時間で、偽学生証や違法コピーのCDやDVDを売る店などがどんどん出てくる。また食べ物屋台はもちろんだが、飲み屋やバーは暗くなってくると俄然やる気を出し、客引きも激しくなってくる。
色々な店を冷やかしてまわり、そろそろお酒でもということで、カオサンで流行っているらしい「バケツカクテル」なるものに挑戦。
これはその名の通り、カクテルが直径15センチ高さ20センチくらいのミニバケツで出てくるもの。普通のグラスで4、5杯分くらいあるだろうか。二人で1杯で結構な感じに酔っ払ったので、安上がりと言えば安上がり。まあ品のある飲み物ではないが、そこはカオサンですから。
常に安い宿を探してまわっている私達も、バンコクに着く際、カオサンを拠点にする事も考えたが、バンコクの市街地からは少し距離があり交通の便が悪く、タイ人の友人たちと会うには不便な気がして見合わせた。
実際行ってみると、あと10歳若かったら楽しめたかもしれないが、クラブや飲み屋が乱立していて今の私達には騒々し過ぎるという印象だったので、一晩だけ遊びに行ってちょうど良かった。
この他にも大都会バンコクには、伊勢丹やもっとオシャレなショッピングビルもあれば、庶民の台所的な市場や卸問屋の集合したような市場などもある。
暇に任せて毎日なんとなくウロウロしながら、宿のそばの食べ物メインの市場でフルーツを買い込んだり、衣類の店が集まった市場や繁華街のナイトマーケット、週末のみ開かれるチャトチャック、ウィークエンドマーケットという巨大マーケットに行ってみたりと行く所はいくらでもある。
荷物は増やせないのでお土産などは買えないけれど、この先必要そうな物を探したり、屋台飯を楽しんだりと長いバンコクの日々も飽きることなく楽しんだ。