~南部の大都市、チェンナイ~
チェンナイに到着してみると、コルカタの混み合ったストリートや人の多さとは違い、明らかに街が大都市でびっくり!
ウロウロして安宿探しをしてみるけれど、こんなバックパッカーが泊まれるような宿は見当たらず、どこも1000ルピー越え。
どうにかこうにか、小さなビジネスホテルのファンルームを見つけてチェックインする。
せっかく南下して新しいインドに出会えるはずが、大都市過ぎてちょっと滅入ってしまう私たち。
それでもめげずに、大きな街ならでは。バーを発見したので入ってみることに。
二人でお店に入ろうとしたら、店員さんがギョッとしているので何かと思ったら、中は男性ばかり。
お客さんはもちろん、バーテンやウエイターも男性のみで、女性がこんな所に来る文化では無いのだと気付いた。
実際、この後他の町では『女性は入れません』と断られたお店もあったので、このお店も異例の事だったのかもしれない。
でも外人だし店に入っちゃったし、、、今更考えても仕方ないので、知らんぷりして南インドに乾杯!
チェンナイは大きすぎるので、すぐ次の街に移動することにして、バスまでの時間チェンナイ州立博物館に行ってみる。
10世紀、11世紀に作られたというレリーフや彫像などが満載で見応えがある。
そこに見学に来ていた小学生の子どもたちは、私たち外人に興味津々で「ひそひそ」
引率している先生が何やらお話をすると、今度はみんなで一斉に「Hello!」と挨拶してくれて、私たちも「Hi!」なんてニッコリしてほっこり。
博物館を後にして昼食を食べようとお店を探していると、ガイドブックで見た事のある『Meals』の看板を発見!
(実はこの時から10年経ったつい最近、近所に南インドのミールスを出すお店ができて、猛烈に懐かしくなった。そのおかげでこの旅日記も再び書き始めたというところもあるのだが、、。)
ミールスとは南インドの定食のような物で、バスマティライスと数種類のスパイスがきいたスープや炒め物やお漬物などが一皿に盛られた食事。
店内には残念ながら他にお客さんはなく、私たちが入って行くと、ウエイターは笑顔だけど緊張。
いつもは店内の他のお客さんの真似でどうにかしてきた私たちも、勝手がわからず緊張。。。
ドキドキしながら待っていると、目の前で銀のトレーにバナナの葉っぱを敷かれ、??
数種類の銀の小鉢にカレーっぽい物やら色々出てきた後に、山盛りのバスマティライスがドーンと登場!!笑
店員さんがミックスして食べるような事を教えてくれた、、、かどうか覚えていないが、身振り手振りでどうにか食事スタート。
正直この時の味がどうだったか、色々初めての事に緊張していて覚えていないが、ライスもおかずも無くなりそうな頃を見計って、店員さんがおかわりをつぎに来るので、必死で「ノーサンキュー」と言ったのは覚えている。だって私にはすごい量だったから、、、。
それでもチェンナイでのこのミールスとの出会い以降、哲郎氏は喜んでおかわりするし、メニュー見て考えなくて良いし、何よりお腹いっぱいにしてくれるので、南インドにいる間は何度もお世話になったミールスには大変感謝している!