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tabi_photo64_1.jpg …海岸っぺりにたたずむ通称『海岸寺院』…



~チェンナイからマハーバリプラム~

チェンナイの路線バスに乗って、長距離バスターミナルまで移動し、さらにそこから本日の目的地、マハーバリプラムを目指す。

路線バスに乗る時も、大きなターミナルで、目的地行きのバスを探す時も、とにかく出会ったインド人の皆さんはとても親切。
路線バスの中ではぎゅうぎゅうの車内で、少しでもスペースを空けて、「こっちへ座れる」とか「荷物をここに置ける!」とか声をかけてくれ、どこから来たのか。どこへ行くのか。と興味津々で質問攻め。

ターミナルでも、自分達の乗る場所が見つからず困っていると、子連れのパパが親身になって探してくれ、どうにか目的地まで到着することができた。

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今となっては本当に良い人達に助けられたなーと思い返す事ができるけれど、その場では「もしかして騙されるのかな」とか「最後にチップって言われるのかな、、、」という不安がよぎり、100%信じることが出来なかった自分が悲しい。

これはインドだけでなく、ここまでの旅の経緯も影響していたのだと思うけれど、インドでは特に警戒心を持っていた。
いつも何かを疑ってみたりして、その警戒の分、安全に旅を続けられたとも思うし、仕方がない事だったのだと言い訳してみるが、もっと気楽に楽しんでも良かったのかなぁ、結局本当に良い人だったなぁ、と思う出会いも度々あった事を思い出す。。。


そんなこんなで着いたマハーバリプラムは、ビーチ沿いの小さな町。
でもロンプラに載っているオススメのツーリストプレイスなだけあって、インド人も外国人もミックスで観光客の多い町。

小さな砂浜には、サリーのまま水に入る女性たちや上半身裸の男性やこども。
旅に出て以来初めて、サーフィンをする人(インド人)などもいて、賑わってる〜!

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砂浜で喋ったインド人のお兄さんは、生まれて初めて海を見たと言っていた。
水際で転がっている(笑)おじさんも、きっと初めての海遊びとか、すごーく久しぶりとかだったんじゃないかしら?
ビーチでみんながワクワクウキウキしているのを見ていたら、自分もなんだかウキウキして楽しくなってきた^ - ^

これまで、大きな街や有名な観光地は苦手だったけれど、インドの中の観光地って外人よりも断然インド人の旅行者が多くて、その人達にとっても特別な旅行の1シーンなんだなぁと思うと、楽しさを共有している気がして嬉しくなった。


翌日は海岸近くに石窟寺院や岩壁彫刻が残る世界遺産を見学して回る。
今調べた所によると、、(笑)6世紀から9世紀にかけて建立されたヒンドゥー教寺院群で、年代と共に石窟寺院、石彫寺院、石造寺院と変わっていった物がどれも同じエリアに残っており、見応えのある世界遺産。
ただし、実際に見て回っていた当時は、なんの解説も無く何の資料も無かったもので、「すごいねー」と言いながら見たは見たけれど、真夏の日中の岩肌は暑いし、インド人は多いし。。。

ここでもお洒落して写真撮ったり、ウキウキしているインド人観光客を見ているのが楽しかったような記憶。

tabi_photo64_4.jpg 私たちバックパッカーにとっては、宿も食べ物も、普通の町よりちょっと高いのがツライ所だったが、みんながワクワクしていて幸せを感じられる、そんな小さなこの町に来て、もっとゆっくりインドを回ってみたいと思えたような気がする。
  

tabi_photo64_5.jpg …ドヤ顔のチャイ屋のおじさん…
 


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