~アンコール遺跡群観光~
アンコール遺跡群自体は、9世紀から15世紀に栄えたアンコール朝によって造営された石造りの都城跡、寺院、祠堂などを指し、首都プノンペンから313kmの西北部シェムリアップ州に広がっているらしい。そのうちの主要な遺跡がアンコール平野の東西22km、南北35kmに集中しており観光の主要エリアとなっている。
そしてこの「アンコールワット」とは、12世紀前半に長い歳月を費やして建立されたヒンドゥー教寺院の一つ。世界遺産にも登録されており、アンコール遺跡観光のメインになっている。カンボジアの国旗の中央にも描かれている有名なやつである。
「アンコールワット」は旅の出発前から行きたい場所リストに入っていたが、当時はほとんど何も知らず、いつもの事ながら先に勉強していたら良かったなーと今は思う。。。
しかもやっとその日が来たというのに入国初日のすったもんだで、テンションも下がり気味。それでもどうにか気を取り直して、宿で手配してもらったトゥクトゥクでアンコール遺跡観光へ出発!
とりあえず大回りと小回りというコースがあるのだが、一日目はアンコールワットをメインに小回りコースというのが定番らしく、ドライバーさんのオススメで私達もそれに従う。
まずは遺跡群の入り口にゲートがあり3日間有効のパスを購入。40USドル。
ゲートを入ってすぐに外周5kmの堀に囲まれたアンコールワットが登場する。
三つの塔がそびえ立つあのお姿が橋の向こうに見えると、さすがにテンションも上がる。
さて張り切って乗り込んでみるとそこは寺院とは思えないほど広く、壁のレリーフやヒンドゥー教の神、後から据えられた仏像などめまぐるしく出てくる出てくる。
ラオスで行ったワットプーも厳かですごく雰囲気があって感動したけれど、こちらは保存状態や規模が桁違いに素晴らしい。
そして初めはすごいすごいと感動も感心もするが、やはりそのうち「お腹いっぱい」な気持ちになってくる。。。しかもさすがに超有名観光名所なだけに人が多い。
一番高い塔に登れるとのことで、もの凄い急階段を頑張って上がってみたけれど、見晴らしはそこそこで人の多さに疲れたという印象になってしまい、毎度ワットプーと比べるのも変だが、あの頂上からの眺めの感動には及ばず。
しかも、この時この塔は聖域なためノースリーブを着ていた哲郎氏は、肩が露出しているという理由で塔には登れず、下でお留守番と残念なことになった。。。
アンコールワットの後も有名な遺跡を数カ所回ったが、一番印象的だったのは「タ・プローム」
遺跡の修復もされぬまま木々に侵食されている姿がまさにラピュタの世界。遺跡が綺麗に修復されて残っているのも素晴らしいが、一方で頑丈だったはずの石造りの壁が木々の生命力によって崩されている姿もまた、人工物と自然の力との対比となって、自然の偉大さを感じられる。
この日はさすがにテンションも上がり、久々に写真を撮りまくってがっつり観光客となった1日だった。