~アグラ、タージマハル~
ジャイプルからアグラまでローカルバスで6時間。
平和なバスの中とは打って変わって、バス停に降りてからはリキシャーとの闘いが始まる。
駅前まで行ったりと労力使って色々と聞き回って分かった事は、タージマハル周辺は車両が乗り入れられないので、バスは無く、行くならリキシャーだという事。
インド人なら40ルピーくらいで行けるが、外国人料金は80とか100とか、一番高値では200とか。。。
日本円にしたら100円か200円の事なのだが、何となく負けたくない。と思ってしまう私たち。
頑張って交渉して回って、やっと50ルピーで行くというおじさんにお願いする。
仲間の若者が色々入れ知恵しようとするが、おじさん気にも止めずさっさと出発!
途中「ジャパニーズか?そうか〜」って鼻歌など歌って、タージマハルが見えたところでは3人で「わーい!!」とか言って。
到着して少しだけチップ足してお支払いしたら、ニコッとして去って行ったリキシャーのおじさん、ありがとう。
タージマハル周辺は、ゴチャゴチャした路地が入り組んで土産物屋が連なっている町で、ちょっと歩けば人に囲まれるカオス。
ひとまず、タージマハルの南門のすぐ近くの宿に入り落ち着く。
翌日、いざ出陣。
かの有名なタージマハルはと言うと、、、もちろん綺麗で立派でシンメトリーが美しい霊廟で、敷地内は外の喧騒とはまったく違った雰囲気。
庭園の芝をリスが走り回っていたり、それを眺めてゆっくり寛いだり。
それでも結果的には、やっとの思いでリキシャーに乗って、おじさんと3人で通りの向こうにタージマハルが見えてきたあの瞬間が、1番の感動だったように思う。。。
ちなみに、この時に泊まった宿で、偶然出会ったのがイスラエル人のオフェック。
ここまでインドでは個室に泊まる事が多く、他の旅人と交流する事が無かったせいもあってか、たまたま廊下でお喋りしたのがきっかけで、夕飯も一緒に食べ、中国やインドの旅の話で盛り上がる。
気付けばその後も連絡を取り合い、後にイスラエルに寄って砂漠ツアーに参加させてもらったり、日本帰国後に遊びに来てくれたりと長い付き合いとなったのだから、出会いは面白い。